定義


主に建築材料として使用されたアスベスト
蛇紋石系 角閃石系
・クリソタイル(白石綿・温石綿) ・アモサイト(茶石綿)  ・クロシドライト(青石綿)
・トレモライト ・アクチノライト  ・アンソフィライト

アスベストとは、「石綿」ともいわれ、その繊維一本一本は目に見えないくらいの細長い天然の鉱物繊維(※1)で、それが束になると、まさしく石でできた綿のようです。クリソタイル(白石綿・温石綿)、アモサイト(茶石綿)、クロシドライト(青石綿)など6種類あります。

鉱物なので、燃えず、高温にも耐え、摩擦にも強く、非常に細かい繊維状なので、いろいろな物と均一に混ざりやすいという特性があり、そして、安価なため、「奇跡の鉱物」ともてはやされ、建設資材、電気製品、自動車、家庭用品等、様々な用途に広く使用されてきました。

主産出国は、カナダ、ロシア、中国、南アフリカ(南アフリカは、使用が完全禁止となっているため、既に生産されていない。

※1 アスベストの1本の直径は、0.01〜0.1μm(マイクロメートル)、すなわち、1oの10万分の1から1万分の1の大きさ


アスベストの特性

■燃えない ■引張りに強い ■摩耗しにくい ■電気を通しにくい ■薬品に強い ■混ざりやすい(セメントなど)